
「三単元の-s」と言えば、中学で最初の方に習う文法ですね。
He likes cat.
みたいに、動詞に-sが付くヤツ。
なんでも、大学生でも間違える率が高いらしいです。
どうしてこんなヤヤコシイ文法なんか出来ちゃったんでしょうか。
それは「なんかカッコイイから!」だそうです。
1.英国人「カッコイイから-s付けよう!」
そもそも、どうして動詞に-sが付くようになったのか。
学校の先生に聞いてみても、
「それは分からない」
「理由なんて存在しない」
「言語ってのはそういうモノだよ」
という答えが返ってくることが多いでしょう。
なかには、先生なりに一生懸命考えて、
「誰かと話してる時、ここには居ない第三者を急に話題に挙げると混乱するよね。それを防ぐために、第三者のことだと分かりやすくしてるんだよ」
と答えてくれる、誠実な先生もいるでしょう。
でも、実際のところはちょっと違うみたいです。
大学で習ったことには、こう。
「動詞に-sを付けたらカッコよくね?」
と誰かが言いました。
「やっべ。すげぇカッコイイじゃん!」
「じゃあ、俺も動詞に-s付ける!」
「俺も!」
瞬く間に大ブレイク。
あまりに流行ったものだから、その後の英語のスタンダートになっちゃいました。
ということなんだそうです。
迷惑ですよね。
こんな流行なんかなければ、日本の、いや世界の英語学習者はこんな苦しんでいません(笑
2.一部の地域では-thを使う
ちなみに、
「-sもいいけど、-thの方がカッコ良くね?」
と言った人々もいるそうで。
イギリスのとある地域では(西北だったかな)、いまだに、
He liketh dogs.
と書いているらしいです。
3.間違えてもネイティヴは気にしない
でも、正直、こんなの面倒臭いですよね。
こんなふうに思っちゃいませんか。
「*He like dogs じゃダメなの?」
「He likes dogs じゃいけないの?」
いいんです!
ヘタレもネイティヴと会話するとき、しょっちゅう-sを落としたり、ひどい時には過去形と過去完了形を間違えたりします。
けれども、向こうの人だって分かってくれます(笑
我々日本人が、外国人が多少の言い間違いをしたって、笑ったりしないのと同じです。
ちゃんと通じるし、ちゃんと聞いてくれます。
大切なのは、コミュニケーションを取ろうとする態度。
多少の間違いは、問題じゃありません。
-sだの-thだのは、重箱の隅です。
気にせず、会話を楽しみましょう!