何故が外国人はこのシーンが大好きです。
色んなユーチューバーが真似してますね。
なお、「9000以上」というのは、翻訳チームの誤り。
原作では「8000以上」でしたよね。
う~ん、このガバガバっぷり……。
また、ナッパの台詞が意外にもきちんと文法規則にのっとった丁寧な口調だったので、笑いました。
台詞
[ベジータ]Power levels… 8000… ha? Now it’s over 9.
(戦闘力……8000……え? 現在9000以上ですか)
[悟空] Ahhhhhh!
(アッー!)
[ナッパ] Vegita, what does the scouter say about his power level?
(ベジータさん、スカウターは彼の戦闘力について、何と言っていますか)
[ベジータ] It’s over 9000!
(9000以上です!)
[ナッパ] What!? 9000!?
(なんですって!? 9000以上!?)
[ナッパ] There’s no way that can be right!
(在り得ません!)
[ナッパ] Could it!?
(本当ですか?)
[悟空] I think it’s right.
(正しいと思いますよ)
[悟空] After all, I was trained in the art of Kaio-Ken
(何しろ、私はケイオウ・ケンのコツを訓練してきたのですから)
英語の解説
There’s no way that can be right!
在り得ない!
There’s (=There is):~がある
way:方法
can:~があり得る([可能性]を表す。詳しくは後述)
~がある 方法がない それが正しい
↓
それが正しくなり得る方法・道理がない
↓
そんなの正しい筈が無い!
↓
あり得ない!
と訳しました。
Could it!?
本当か!?
“Could it be right!?” の略。
canやcouldは「~できる」という意味の他に、可能性を表します。
つまり、「それが正しいことなんてあり得るの?」というニュアンスです。
また、couldはcanよりも婉曲的な表現。
つまり、実現可能性が低い時に使います。
だから、
よりも
の方が丁寧な言い方になるんですね。
After all
結局は、何だかんだ言っても、何と言っても
会話の締めくくりに使う表現。
「色々言ったけど」とか、「何しろ~なんだよ!」みたいに締めくくる時に。
I was trained in the art of Kaio-Ken.
ケイオウ・ケンのコツを訓練した。
“be trained in~”は「~を訓練する」の意。
“art”は「技術、コツ」の意。よく使う言い方ですし、大学入試でも出ます。
“ケイオウ・ケン”は、”Kaio-Ken”をそのまま読んだものと思われます。原作の読みを確認せずに、英語表記だけで判断したんですね。